Twitterは140文字の短文でリアルタイムな情報発信ができるSNSツールとして人気を集めました。
しかしここ最近では名称が「X」に変わり、Twitterの象徴的だった青い鳥のアイコンがなくなり大きな変化を遂げました。
それだけでなく、運用についても様々な変更がなされ、その度に世界中の「X」ユーザーから賛否の声が挙がっています。
この記事では今までの変更点や今後の展望予測をまとめました。
✓「Twitter」から「X」に名称変更した理由
✓「X」に変わってから運用変更されたこと
✓今後予測される「X」の変化
「X」の今後について気になるという方はぜひ参考にしてください。
「Twitter」から「X」に名称変更したのはなぜ
そもそも「X」への名称変更は、「Twitter社の買収」を2022年4月に当時アメリカの実業家かつ電気自動車メーカーテスラ社のCEOであったイーロン・マスク氏が提案したことがはじまりです。
その後、一時は買収を取りやめる可能性を示すも、最終的には2022年10月に買収が完了しました。
マスク氏はTwitterの名称を「X」に変更した理由を、「Twitterを万能アプリに作り替えるため」「Twitterの買収は言論の自由を確保するためであり、万能アプリのXを加速させるためでもある」と説明しています。
「X」という文字は元々マスク氏が好んで使用しており、息子の名前やマスク氏が設立した宇宙開発会社、生成AI開発会社にも取り入られている文字です。
「X」になってから変化したこと
マスク氏の買収によってTwitterは大きな変革を遂げました。
背景の一つに「非上場化」がスピード改革の理由として挙げられます。
上場企業は株主の意向を考慮する必要がありますが、非上場企業はオーナーの意向をスピーディーに実行・反映できるため、今回短期間でTwitterの改革が実現したと言えます。
以下では「X」内でどんな変更があったのかまとめました。
アイコンや各名称の変更
「X」に名称変更したことにより、ロゴが青い鳥からXの文字に変更となりました。
それに伴い、「X」内のシステムの名称も変更しています。
投稿を上げる際「ツイートする」という表現は「ポストする」という表現に変更しました。
また、自身や他アカウントの投稿を拡散する機能の「リツイート」は「リポスト」という名称になりました。
今までは投稿を「ツイート」と呼ぶのが一般的でした。マスク氏は今後、「X’s」と呼ぶよう説明していましたがこちらはなかなか浸透していない印象です。
認証バッチが3種類に増えた
Twitter時代は本物の企業を示す認証バッチが水色1色でした。
現在は「水色」「金色」「グレー」の3色のバッチが用意されており、その違いは以下の通りです。
水色バッチ | 金色バッチ | グレーバッチ | |
費用 | 980円/月 | 135,000円/月 | 135,000円/月 |
できること | ・ポストの編集、取り消し (投稿後60分以内5回までツイート編集が可能) ・ブックマークやスペースタブの活用 ・リーダー機能 ・アイコンの編集機能 ・長文ポスト(140文字以上)、動画のアップロード ・表示広告の減少 ・アカウントによる収益化 | ・X Premium機能の利用 ・プロフィール画像の形の変更 ・エンゲージメントが2倍に優遇される ・関連アカウントの紐付け ・管理ポータル権限の付与 ・ダイレクトメッセージ送信数の増加 ・プレミアムサポート機能の利用 ・アカウントの収益化 | ・政府関係者としての発信 ・ポストの編集、取り消し ・ブックマークやスペースタブの活用 ・リーダー機能 ・アイコンの編集機能 ・長文ポスト(140文字以上)、動画のアップロード ・表示広告の減少 ・アカウントによる収益化 |
できないこと | ・名前の連続変更 | ・個人でのゴールドバッジの取得 | ・名前の連続変更 |
我々ユーザーが一番見かける点としては、140文字以上の長文ポストが可能になるということではないでしょうか。
結果、水色バッチを取得する個人ユーザーが増加し、一時は公式Xと混乱するユーザーの声も挙がりました。
また「インプレゾンビ」と呼ばれる人気投稿に便乗して自分の閲覧数を伸ばして収益を得ようとするアカウントが多数みられるようになりました。
企業公式アカウントはアイコン画像が四角になりましたよ!
イーロン・マスク氏が語る今後の展望
マスク氏は以下のようにツイートをしていました。
「Twitterという名前は、鳥のさえずりのように140文字のメッセージがやり取りされていた頃は意味がありましたが、今では数時間の動画を含めてほとんど何でも投稿できるようになりました。今後数カ月間で、包括的なコミュニケーションと金融業界全体を管理する機能を追加します。この文脈ではTwitterという名前が意味をなさないので、私たちはこの鳥(Twitter)に別れを告げなければなりません」
この発言からも単なるSNSとしてではなく、今後は金融を含めた複合的なサービスを創造していくことが予測されます。
まとめ
マスク氏のTwitter買収から2年弱でさまざまな改革が実施されてきたことがわかりました。
今までのようにゆるくSNSを使っていきたい層と、SNSを活用してマーケティングを考えている層で今後溝が広がっていくかもしれません。
何はともあれ、今後もXの改革は続くことが推測できますね。
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