冬の乾燥対策に欠かせない加湿器。
その中でも手軽に買える「超音波式加湿器」ですが、「意味ないのでは?」と疑問に思う声も少なくありません。
結論からいうと、超音波式加湿器はまったく意味がないわけではありません。
しかし、購入前に知っておきたいデメリットもあります。
この記事では、超音波式のデメリットとメリットを整理し、他の方式との違いやおすすめの加湿器も紹介します。
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超音波式加湿器は意味ない?デメリット3つ
超音波式加湿器が意味ないと言われている理由は加湿力や衛生面の問題が原因です。
しかし、結論から言うと「全く意味がない」というわけではありません。
まずは超音波式加湿器の注意しておきたいいデメリット3つを紹介していきます。
雑菌が繁殖しやすい
超音波式加湿器は水を沸騰させず霧状にするため、タンクに雑菌やカビがあるとそのまま空気中に広がってしまいます。
毎日の水替えやタンク掃除を怠ると、逆に健康被害につながるリスクもあります。

そのためこまめな掃除が苦手な方は、フィルターがなくお手入れ方法がシンプルなスチーム式加湿器がおすすめです。
加湿量が安定しにくい
スチーム式加湿器やハイブリッド式加湿器に比べると、超音波式加湿器は加湿力が弱めで、広いリビングには物足りないことも。
寝室や作業部屋など限られた空間に使うのがちょうどいいでしょう。
水道水のミネラルで白い粉が出ることがある
水道水に含まれるミネラルが蒸発できないと、家具や床に白い粉がつくことがあります。
「蒸留水を使う」「軟水を使う」などの対策で発生を減らすことができますが、完全に防ぐことはできません。
しかしこれは超音波式だけでなく、加湿器自体に言えることなので、設置場所を注意したりこまめなお手入れを心掛けることが重要です。
超音波式加湿器のメリット3つ
一方で、超音波式加湿器には他の方式にはないメリットもあります。
電気代が安い
超音波式加湿器は消費電力は約20〜30W程度と低く、1日8時間使用しても1か月の電気代は200〜300円ほどで済みます。
電気代の負担が少ないのはありがたいポイントです◎
デザインが豊富でコンパクト
超音波加湿器はデザインの種類が幅広く、インテリアに馴染むおしゃれなモデルも多いです。
また容量が少ないものが多いのでコンパクトなデザインも多く、一人暮らしや部屋を移動して使いたい人にもおすすめですよ。
価格が手ごろ
超音波式加湿器は低価格帯が多いのも特長です。
安いものなら2,000円前後から購入でき、初めての加湿器として取り入れやすいでしょう。
その他の加湿器との違いと選び方
そもそも加湿器は超音波式以外にどんなものがあって、どう違うのか知らない人もいるでしょう。
加湿器には大きく分けて4種類あり、それぞれ特徴は以下の通りです。
超音波式 | スチーム式 | ハイブリット式(加熱気化式) | 気化式 | |
---|---|---|---|---|
方式 | 超音波振動でミストを発生させる | ヒーターで加熱して蒸発した湯気で加湿 | フィルターに温風を当てて水分を気化させる | フィルターに風を当てて水分を気化させる (加熱気化式の加熱しない版) |
価格帯 | 低価格帯 | 高価格帯 | 高価格帯 | 中価格帯 |
加湿量 | ||||
加湿範囲 | ||||
お手入れ | こまめなお手入れが必要 | フィルターがなくお手入れが楽 | こまめなお手入れが必要 | こまめなお手入れが必要 |
電気代 | 安い | 高い | やや高い | 安い |
メリット | ヒーターレスなので、本体や水吹出口が熱くない。 | 水を沸騰させるので菌が繁殖しにくく、衛生的。パワフル。 | スピーディーかつ広範囲に加湿できる。 | ヒーターレスなので、本体や水吹出口が熱くない。 自動で加湿量を調整してくれる。 |
デメリット | 水の粒子が大きく、周辺の壁紙やカーテンを傷める可能性がある | 電気代が高い。吹出口が熱くなる。 | 本体代金がほかの加湿器よりも高め。 | モデルによってモーター音やファンの音がうるさくなる。 |
選び方のポイントは「部屋の広さ」「電気代」「お手入れのしやすさ」の3つです。
例えば6畳の寝室なら超音波式でも十分ですが、広めのリビングにはハイブリッド式や気化式が効果的に使えます。
また電気代は、ヒーターで加熱するスチーム式が衛生的ですが高く、安いのは超音波式や気化式です。
お手入れはフィルターがないスチーム式が一番シンプルで、ほかの3つはこまめにお手入れが必要です。

それぞれメリットとデメリットがあるので、なにを重要視するかによって選びましょう!
種類別|加湿器のおすすめ4選
スチーム式、加湿式、ハイブリット式、気化式それぞれおすすめの加湿器を紹介します!
スチーム式加湿器のおすすめ:象印 スチーム式加湿器
スチーム式でおすすめしたいのが、毎年秋には早々に売り切れる象印のスチーム式加湿器です。
加湿能力が高く、湿度だけでなく部屋の室温をあげる効果もあります。
室温もあげたい人や、小さな子どもがいる人、喘息持ちの人には特におすすめですよ◎

超音波式加湿器のおすすめ:アイリスオーヤマ 超音波加湿器
超音波式加湿器でおすすめしたいのがアイリスオーヤマの超音波加湿器です。
消費電力が強でも22Wと電気代の負担が少なく、加湿時間も約11時間連続運転できるので就寝時も安心できます。
小さくてコンパクトなので、寝室でも使いやすい加湿器です◎
ハイブリッド式加湿器のおすすめ:ダイニチ ハイブリッド加湿器
スチーム式と気化式のいいとこ取りをしたハイブリット式加湿器のおすすめはダイニチです。
ヒーターとファンを使っているので、広範囲を効率的に潤わせてくれます。
静音性にも優れているので、リビングにも寝室にも使えておすすめですよ◎

気化式加湿器のおすすめ:ブラー 気化式加湿器 プオト
気化式加湿器でおすすめなのが、ブラーのプオトです。
省エネ加湿器で、電気代は1日8時間使っても1ヵ月約15円ととても経済的。
自動コントロールで加湿しすぎないよう調整し、結露の発生を抑制してくれるので、床や窓の結露が気になる人にもおすすめです!

まとめ
超音波式加湿器は「全く意味がない」わけではなく、電気代が安い・価格が手頃・デザイン性が豊富という魅力があります。
ただし「雑菌リスク・加湿力不足・白い粉」といったデメリットもあるため、使用には注意が必要です。
6畳程度の寝室や個人用には超音波式、家族で使うリビングにはスチーム式やハイブリッド式など、部屋の広さや目的に合わせて選ぶことがポイントです。
ぜひ自分の環境に合わせて加湿器を選んでくださいね!
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